災害概要
| 種別 |
地震(マグニチュード9.3)および津波 |
| 主な被害地 |
インドネシア、スリランカ、インド、タイ、ミャンマー、マレーシア、モルディブ、ソマリア |
| 発生日 |
2004年12月26日 |
被害規模 (スリランカ) |
死者:35,322名 負傷者:16,637名 行方不明者:5,637名 |
FIDRの対応
期間
2005年度〜2006年度
2009年度〜2010年度
支援地
ジャフナ県チャワカッチェリ郡
活動概要
コロンボから北へ約380km、ジャフナ県チャワカッチェリ郡における保健医療の中心的役割を担っているチャワカッチェリ拠点病院は、内戦でほとんどが破壊されてしまった状態のまま、残されたたったひとつ施設で診療を続けていました。2004年12月26日にスマトラ沖地震が発生した際、津波被災者に対しても十分な治療ができませんでした。
2005年7月時点では、一日の平均外来患者数は約350人、その3分の1を小児患者が占めていました。しかし、小児病棟が備わっていないため、子どもの入院患者への適切な診療活動やケアが実施できていませんでした。 FIDRは津波による甚大な被害をこうむったスリランカの復興を後押しするため、同病院の小児病棟建設し、住民に良質の小児医療サービスが提供される体制を整えることとしました。
2005年10月に事業を開始したチャワカッチェリ拠点病院小児病棟建設プロジェクトは、スリランカ政府と反政府組織LTTEとの内戦の再燃により、2006年8月から約3年間事業を凍結していました。内戦終結後、2010年3月から工事を再開し、2010年9月、病棟建設および器材配備等が完了し、支援活動は終了しました。
対象
・チャワカッチェリ拠点病院スタッフ(92人)
・チャワカッチェリ郡及び隣接する地域の子ども、一般住民(約8万人)
主な支援内容
小児病棟建設
仕様:鉄筋コンクリート造2階建て(病床数48) [主な設備:診療室、ナースステーション、隔離病室、プレイルーム、厨房、保護者休憩室、洗濯場、看護師休憩室]
医療機器材配備、病院家具設置
子ども広場建設
協力団体
Sewalanka Foundation