2014年1月26日
山田ミニバスケットボール男子 全国大会へ
FIDRでは、東日本大震災で被害に遭われた岩手県山田町と大槌町のスポーツ少年団が、さまざまな制約や弊害を乗り越え、活動に取り組むことができる環境づくりをサポートしています。
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FIDRが今までユニフォームや大会遠征費、宿泊費などをサポートしてきた岩手県山田町の山田ミニバスケットボールスポーツ少年団が、2014年12月6日〜7日まで行われた第38回岩手県ミニバスケットボール宮古地区大会で優勝し、1月10日〜12日まで開催された岩手県大会に出場してきました。結果は、平成21年度以来5年ぶり2度目の優勝を果たしました。
昨年2月に開催された第17回岩手県ミニバスケットボール新人大会では優勝していた同チームでしたが、夏の県大会では準々決勝で敗れベスト8に終わっていました。
今大会で対戦する各チームは練習試合で負けた経験があるチームばかりだったので、優勝は厳しいと思われていました。しかし、子供たちの「チーム一丸となって勝ちたい」という思いが勝り、接戦を制し、念願の優勝旗を手にすることができました。
優勝旗を手にした選手たち
少年団の今井代表は以下のようにコメントされました。
「チームは、3月28日〜30日に東京都(代々木体育館)で開催される全国大会に出場します。岩手県代表として、悔いのない試合ができるように力を注いできたいと思います。」
「チームには今なお仮設住宅から練習に通うメンバーもいます。このような厳しい環境のなか、大会への遠征費をサポートしていただき万全の態勢で試合に臨むことが出来ました。FIDRさんの支援に心より感謝しております。」
また、キャプテンの今井星矢君は「優勝したときの瞬間はとにかくうれしかった。今まで一生懸命練習してきてよかった。全国大会では県大会以上のプレイをし、1試合でも多く勝ちたい。」と抱負を話してくれました。
2014年3月26日
夢に向かって
岩手県山田町の山田ミニバスケットボール男子スポーツ少年団は、今年2月に開催された第17回岩手県ミニバスケットボール新人大会に出場し、見事優勝することができました。準決勝で対戦した東水沢常磐(奥州市)は、これまで何度も対戦していながら一度も勝ったことがなかったチームで、1月に開催された県大会においても1点差で勝利を逃しています。
選手たちは「この大会では是非勝利を収めたい」という緊張感を漂わせ試合に臨みました。一進一退を繰り返す激しい攻防戦が展開されましたが、最後まで粘り抜き、念願の初勝利を収めることができました。
少年団の今井代表は以下のようにコメントされて、FIDRの支援を大変喜んでいました。
「チーム全員があきらめずにプレイしたことを忘れずに、『夢に向かって 努力を惜しまず 感謝の心を忘れず』の言葉を抱き歩んで欲しいと思います。」
「チームは被災した家庭が半数を超え、仮設住宅から練習に通うメンバーもいます。監督やコーチも、被災したにもかかわらず、練習に来て教えて下さっている状況です。このような厳しい環境のなか、大会への遠征費をサポートしていただき万全の態勢で試合に臨むことが出来ました。関係者は心より感謝しております。」
チャンスをつかめ!(一進一退の攻防)
心に抱く団旗の言葉
2014年2月17日
あと1点を追いかけて
山田町の山田ミニバスケットボール男子スポーツ少年団は、2013年12月7日から8日まで行われた第37回岩手県ミニバスケットボール交歓大会宮古地区大会で優勝し、1月11日から13日まで、岩手県奥州市で開催された岩手県大会に出場してきました。結果は、2回戦に勝ち進みはしたものの、34対35の僅差で敗れ、ベスト8に進めませんでした。
少年団の大川代表は、「1点差に敗れてしまい子どもたちは悔しい思いをしました。子どもたちにはこの悔しさと、チーム全員があきらめずに「あと1点」を必死に追いかけ、プレイしたことを忘れずに次のステップに進んで欲しいと思います。」と話されていました。
また、「大会への遠征費やユニフォーム購入費をサポートしていただき、関係者はたいへん喜んでいます。」と、FIDRの支援に感謝していました。
闘志満々の選手たち
ジャンプボールで競り合う選手
2013年11月29日
感謝の気持ちも一緒に後輩たちに伝えたい
2013年8月31日から9月1日まで安比高原スポーツパーク中沢グランド(岩手県)で第40回岩手県サッカースポーツ少年団大会が開催され、山田町のサッカースポーツ少年団「FC山田ヴェルエーニ」が出場しました。FIDRは、大会への遠征費やユニフォーム購入費をサポートさせていただきました
結果は、予選リーグ3勝2敗で3位となり、残念ながら決勝リーグへ進むことはできませんでしたが、新しいユニフォームで臨んだ大会で、「あと1勝」「あと1点」を必死に追いかける姿は、少年団の関係者らに、子どもたちの成長を実感させたとのことでした。
少年団の倉本代表からは、「支援していただいた新しいユニフォームに袖を通した子どもたちは大変喜んでおり、ユニフォームでは勝っていたかなと思っています。被災地の未来を背負う子どもたちのために、お力をお貸しくださって、ありがとうございました」と、FIDRへの感謝の弁をいただきました。
また、梶山監督は「団員たちは新しいユニフォームをとても気に入っているといいます。チームとして一体感が増したように感じます。このユニフォームは入団してくる後輩たちに引き継いでいきます。感謝の気持ちも一緒に後輩たちに伝えなければと思っています」と話されました。
バスの瞬間
ゴール前での接戦
2013年10月9日
山田レスリングクラブの選手、全国大会で準優勝!
2013年7月26日から28日まで北海道立総合体育センター(札幌市)にて、「第30回全国少年少女レスリング選手権大会」が開催されました。山田レスリングクラブの選手たちは、この大会に向けて練習に励み、力を付けてきました。FIDRは同クラブの小学生1年生から6年生の選手11名がこの大会に出場するための費用をサポートさせていただきました。
いよいよ迎えた大会当日。小学6年生60キロ級に出場した倉本君が準優勝の栄に輝きました。他の選手は残念ながら、全国の厚い壁を前に初戦敗退となりましたが、倉本君の殊勲がチームに喜びと感動を与えてくれました。「相手は強かったけど、練習を頑張った成果が出せて良かった!」と倉本君。
試合後、監督は次のように振り返りました。「練習から本番までを通じて、全員が、技術面と精神面の両面で成長したようです。全国大会は、移動距離も長く、宿泊を要するので負担が大きいのですが、FIDRより支援をしていただき、大変助かりました。子どもたちにとっては夏休みの思い出となる素晴らしい経験になりました。そして、今後の活動にも大きな力となることを信じております。」
これからもジュニアレスラーたちの活躍で、復興を目指す山田町に元気の種となるニュースが届くことを期待します。
参加した選手と仲間たち
倉本選手準優勝表彰式
2011年12月15日
山田町で幼い子どもたちのためのクリスマスイベントを開催!!
津波により町の様相が一変してしまった山田町では、クリスマスや年末の賑わいを感じさせる風景はなく、子どもたちはもの寂しい冬を迎えています。そこでFIDRは、幼い子どもたちを少しでも元気にしようと願い、 山田町社会福祉協議会とともにクリスマスイベントを企画しました。
題して「ペコちゃんと4人の音楽隊がやってくる!」
開催は12月10日、土曜日の昼下がり。0歳から5歳の子どもたち約220名と保護者の方々が来てくださいました。東京交響楽団の弦楽四重奏で、クリスマスソングや子どもたちにおなじみの歌を演奏しました。 おそらく、ほとんどの子どもたちにとっては生まれて初めて聞く弦楽の生演奏。時に手をたたきながら、時に元気に歌ったり踊ったりしながら、華麗なハーモニーを楽しみました。
クリスマスソングを演奏する、東京交響楽団の皆さん
そして「不二家キャラバン隊」のペコちゃん登場。クイズやじゃんけん大会で、子どもたちの元気がはじけました。
ペコちゃんショーに子どもたちは元気に参加
おわりには、サンタさんからお菓子のプレゼントをもらい、ペコちゃん・音楽隊と一緒に記念撮影をしました。山田町の子どもたちの歓声と笑顔がどんなに大きなクリスマスイルミネーションよりも輝いたひとときでした。
ペコちゃんと4人の音楽隊と記念撮影
サンタさんからプレゼントをもらう子どもたち
※このイベントには、株式会社不二家及び公益財団法人東京交響楽団より協賛・協力を、山田町より後援をいただきました。また当日は、山田町在住の方々がボランティアとしてご協力くださいました。ありがとうございました。